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生物処理改善剤『源帰』

生物処理改善剤「源帰」は廃水処理槽の微生物集合体をほぐしその隅々に酸素と栄養を行き渡らせて微生物を活性化

『源帰』は、Suzuki Lab.&Dev.(スズキラボ)が開発・製造しています。

活性汚泥でも生物膜でも共通の原理で改善する新しいタイプの排水処理剤です。

新開発成分OSSCの存在下、水流による剪断力で微生物集合体を解きほぐします

⇒微生物集合体(フロック、生物膜)の奥まで酸素と 栄養が行き渡り汚濁物質を分解する菌が増えます。

⇒その結果、分解力が著しく向上します(代謝が変わる!)
☆抜群の即効性!数日目から改善の兆候
●生物処理はすぐ変わらないという常識を覆します。
●しかも少量で効きます(処理量に対し0.3~1mg/L)

生物処理改善剤『源帰』の3タイプ

1.液体源帰L

微生物製剤ではありません。
OSSCでフロック、生物膜を
ほぐします。即効!

2.液体源帰G/L(低負荷用)

微生物製剤ではありません。
OSSCでフロック、生物膜を
ほぐします。即効!

3.粉体源帰P

微生物製剤です。
汚濁物質を分解する
有効な菌を補強します。

環境が変われば代謝が変わる

MBRの差圧上昇を抑制!

食品工場廃水(日量約120m³/日)、液体製剤(濃度約1mg/L)を調整槽に、粉体製剤を初期に活性汚泥槽に投入。MBRは平膜を使用。

投入開始当日から、新設のろ過差圧が減少。既設では減少せず。

新設では「源帰」の添加のみでろ過差圧が25kPaを大きく下回ったので薬液による洗浄を中止した。
2ケ月間ほぼ20kPa以下の状態を保った。

既設では洗浄(5/26実施)後にろ過差圧が減少し、約4週間40kPaを下回った。「源帰」使用前は洗浄後ろ過差圧が低下したが直ぐに元のレベルに戻った。

源帰添加後のろ過ポンプ差圧の推移

生物膜をほぐして肥厚を防ぐ!

生物膜処理の
処理機能を維持

  肥厚生物膜担体の復活

数日~2週間で肥厚付着物解体(薄い生物膜は残る)
⇒生物膜面積増大、全体好気化、処理能力大幅増大

こんな状況でお困りの方にオススメします。

  • 慢性的な処理の不調(食品・化学・製紙等)
    ・凝集沈降性不良・糸状菌発生・ 処理水質不良等
  • 食品工場での過負荷、油・澱粉・蛋白分解不良
  • 生物膜処理機能低下(担体の肥厚・閉塞)
    ・固定床にも、流動担体にも有効
  • 多額な余剰汚泥処分費
  • MBRの膜汚れ
  • 休止期間後の立ち上がりが遅い
  • CODの処理に苦労
源帰は抜群の即効性でお応えします

製品仕様

銘柄販売単位特徴主たる効果標準適用量※
源帰P10kg微生物を補強するための微生物製剤です。汚泥の沈降性促進、分解促進0.5~1kg / 1,000m³
源帰L10kg微生物集合体をほぐすために加えます。源帰の中心的製剤です。微生物製剤ではありません。微生物活性化、生物膜剥離・更新、消臭
MBRの膜汚れ防止・差圧上昇抑制
BOD分解の促進⇒COD分解の促進
0.3~1kg / 1,000m³
源帰G/L10kg低BOD負荷の活性汚泥向けの
製剤
源帰Lの効果に、分散菌・分散汚泥の
凝集性向上がプラス
0.2~1kg/ 1,000m³

*廃水量に対する量・状況により異なります。汚泥調製の場合は増量・効果発現は合理的な管理が行われていることが前提です。

源帰を使うことで改善できた生物処理の諸状況(全て実績)

〈処理フロー例〉
1.調整槽→ 活性汚泥槽→ 沈殿槽
2.調整槽→ 生物膜槽→ 沈殿槽
3.調整槽→ 活性汚泥槽→ MBR槽
4.調整槽→ 生物膜槽→ 活性汚泥槽→ 沈殿槽

使い方1

単に投入する(1日、1~2回)

使い方2

培養槽で培養(フロック形成)してから投入する

源帰L,G/L源帰P

多くの場合、数日で改善の兆候が現れます Q&Aを見る